高速バス「三島羽田シャトル」、12月21日にダイヤ改正 国際展示場駅に乗り入れなど
WILLERら3社、大崎駅と成田空港・芝山結ぶ格安バスを運行開始 新型車にはUSB電源やWi-Fi完備
WILLER EXPRESS北信越、千葉交通、京成バスの3社は、大崎駅西口バスターミナル〜成田国際空港〜芝山中学校入口〜芝山町役場を結ぶ低価格の高速バス「成田シャトル」の運行を、きょう10月31日より開始した。
芝山町役場と大崎駅西口バスターミナルでは運行開始セレモニーと車両内覧会が開かれ、WILLER EXPRESS JAPANの平山幸司代表取締役、京成バスの加藤浩一常務取締役、千葉交通の飯島俊一取締役社長、成田国際空港の長田太代表取締役専務、品川区の桑村正敏副区長、芝山町の相川勝重町長らが出席した。セレモニーでは、「成田シャトル」の乗務員に、大崎のゆるキャラ「ノン子」が花束を贈呈。「ノン子」はWILLER EXPRESSのピンクの色にちなんで抜擢され、背中にはWILLERロゴの「W」の文字を貼り付けるというサービスぶりだった。
3社合わせて、上下43便を運行。成田国際空港行きは、大崎駅西口バスターミナル発の始発は午前5時15分、最終は午前1時。大崎駅西口バスターミナル行きは、芝山町役場発の始発は午前5時15分、最終は午後10時15分となる。成田国際空港では、大崎駅西口バスターミナル行きは始発から2便、芝山町役場行きは最終から2本前と3本前は第1ターミナルと第3ターミナルを経由しない。また、最終の芝山町役場行きは第1ターミナルと第2ターミナルを経由しない。
大崎駅西口バスターミナルと成田国際空港間を最短75分、芝山町役場間を最短90分で結ぶ。成田国際空港はすべてのターミナルを発着する。乗り場は、第1ターミナルは1階8番バス停、第2ターミナルは1階20番バス停、第3ターミナルはバス乗降場10番バス停。運賃は片道大人1,200円、小人600円。ウェブサイトでの予約と決済で1,000円となる。ウェブサイトでは小児運賃と障害者割引の設定はない。
WILLER EXPRESSは新シート搭載車両を5台導入。新シート搭載車両は、内装はシックな黒と明るい印象のホワイトの2種類で、全席にUSB電源(2A)がWILLER EXPRESSのバスとして初めて搭載された。窓側の座席は窓の下、通路側の座席は通路側肘掛けの下に設置されている。無料Wi-Fiも提供する。リクライニング角度は最大130度。
東京都心部と成田国際空港を結ぶ格安バスは、2012年から平和交通とあすか交通、ジェイアールバス関東の3社が運行する「THEアクセス成田」と、京成バス、京成バスシステム、成田空港交通、リムジン・パッセンジャーサービスの4社が運行する「東京シャトル」が、1日片道100便以上運行している。
大崎駅西口バスターミナルは2015年12月にオープン。JR大崎駅新西口から徒歩4分で距離は約100メートル。山手線で渋谷まで4駅約9分、品川まで1駅約3分であることや、りんかい線、埼京線、湘南新宿ラインが乗り入れることから、お台場、埼玉、横浜方面や川崎や武蔵小杉などの空港直行バスがないエリアからの利用も見込む。また、大阪、名古屋、仙台など5方面25便の高速バスが発着しており、バスの乗り継ぎもできる。
WILLER EXPRESSは2015年7月に初めて成田国際空港に乗り入れを開始し、11月下旬までの期間限定で白馬線を運行。その後、今年4月には金沢・富山線と新潟線を開設していた。
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