「THE PRIME POD 銀座 東京」、あすオープン ”泊まれる本屋”デザインの事務所起用

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クロスホテルズは、東京・銀座の歌舞伎座近くにあるデュープレックス銀座タワー5/13の11階から13階に、「THE PRIME POD(ザ・プライムポッド) 銀座 東京」を、あす10月1日にオープンする。

男性61ユニット、女性43ユニットの104ユニット。11階は女性専用、12・13階は男性専用となる。98室が2段式の「スタンダードポッド」で、11階と12階の窓に面した各3室は通常の部屋と同様の「グランドポッド」となっている。

ユニット内には19インチのテレビ、USB電源とAC電源を各1つ、スマートフォンやパソコンを充電したまま収納できるセキュリティボックスを設けた。寝具はSerta(サータ)製で、マットレスは厚みが14センチある高級寝具を採用した。セキュリティにもこだわり、全室が13階の受付・ラウンジ経由で11階から13階の客室にアクセスする必要があり、男女別のセキュリティカードをエレベーター、各階の入り口でかざして入室する。館内では無料でWi-Fiの利用ができる。各階にはシャワー、トイレ、ランドリーコーナーも設けた。

13階のラウンジでは、朝食としてオリジナルホットドッグ、コーヒーを提供する。夜は銀座を見下ろせるバーとして、クラフトビールや近年人気のおしゃれなワンカップ酒などのアルコールを提供する。1階にある群馬県のアンテナショップと連携し、群馬県のお酒を扱う計画もあるという。

外国人の利用が6割から7割程度とみており、90リットルサイズのスーツケースを全員が持ち込んでも収まるサイズの荷物置き場を設けた。チェーンロックは受付で貸し出す。SNSでのシェアさせることをキーワードとしており、将来的にはクチコミなどを通じた自社サイトでの予約比率を増やし、オンライン旅行代理店(OTA)からの予約比率を5割程度まで減らしたいとした。売上高は年間2億円弱、稼働率は85%から90%を目指す。

石川数正総支配人は、「新感覚の滞在を提供する。江戸、粋を意識し、スタッフの制服はスカーフではなく手ぬぐいを使うなど、デザイン性や機能性をこだわった。宿泊者がシェアしたくなる情報提供をしていく」と意気込んだ。Traicyのインタビューに対して石川総支配人は「うちでしか楽しめないものを発信していきたい。カプセルホテルやゲストハウスは競合にならない」と話した。

デザインを手掛けた、SUPPOSE DESIGN OFFICEの谷尻誠氏は、「ホテルに宿泊以外の目的で行くことはほとんどがないが、お酒を飲んで帰るのが面倒になったら泊まることもできるという、宿泊目的でない宿泊の形があってもいい。日常的にホテルが生活の近くにある状態が設計できないか考えた。額縁のクラシカルな趣から重厚感を作り出すような要素を織り込んだ」と自信を見せた。

アクセスは銀座駅から徒歩5分、東銀座駅から徒歩5分。価格はオープニング限定プランでは3,900円となっている。

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