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「バスタ新宿」への「ポプラ」出店辞退 清掃や施設管理の押し付けが原因か
国土交通省東京国道事務所は、「バスタ新宿」内の購買施設の出店事業者を公募した結果、出店が決定したポプラが辞退したため、改めて公募を開始した。
出店を希望する事業者を募り、「運営計画」や「公共貢献」に関する提案を求めるといい、「入札占用指針」はきょう9月16日まで配布した。説明会は9月23日までの間に行う。購買施設は暫定的に29平方メートルの施設で営業を開始し、本営業施設は70平方メートルとなる計画。
ポプラの出店は8月1日に公示されており、取り消し決定は9月5日付で公示されている。ポプラの担当者によると、「賃料以外の施設に関連した請負業務で、先方が望む詳細と我々が考えている詳細が大きく異なっていた。一筋縄でいく話ではなく、いつまでも店がオープンできない可能性があったため、公共の利益に反するとして辞退した」と話した。
オープン時期を先延ばしにした上で、双方の話し合いを継続したほうがよかったのではないかとの質問には、「メリットがあったため入札に参加し、相当な売上が見込めるという認識だった。概ね2〜3ヶ月でオープンという思いが双方にあったものの、施設管理や清掃、不法侵入者の対応などはとても無理と判断した。管理とは何かというのが資料に細かく書いていなかった。これまでやってきた物件のレベル感で考えていたものとは大きく異なっていた」としている。今回の公募には参加しないという。
国土交通省東京国道事務所の担当者によると、「請負業務には清掃、設備点検なども含んでいた。トイレ清掃や警備は含まれていない。双方で折り合いが付かなかったとは思っておらず、ポプラからは自社都合で辞退すると聞いた。再入札の手続きを進めている段階で、詳細は答えられない」と話した。清掃を行うエリアや設備点検の詳細が入札にあたって配布した資料に含まれていたかについても、「答えられない」と歯切れの悪いコメントしか得られなかった。