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運輸安全委員会、大韓航空機の重大インシデントで航空局に情報提供 タービン・ディスクのマニュアルに従った点検を推奨
運輸安全委員会は、5月27日に大韓航空のボーイング777−300型機が、羽田空港を離陸滑走中に左側のエンジンで不具合を起こして離陸を中止し緊急脱出した重大インシデントで、国土交通省航空局に6月18日に情報提供を行った。
エンジンの分解調査の結果、エンジンのタービン・ディスクが破損していることが判明したため、エンジンメーカーは同型式のエンジンの使用者に対し、取り外されているエンジンのタービン・ディスクの点検を推奨する通報を発出したというもの。
調査の結果、エンジンのタービン・ディスクの一部が破断し、エンジンケースを貫通していたことがわかっている。エンジンメーカーであるプラット・アンド・ホイットニー社は、同型式のエンジン使用者に対し、取り外されているエンジンのタービン・ディスクのマニュアルに従った点検を推奨する通報を6月18日付で発出した。
この重大インシデントでは、乗客9名がスライドで脱出する際に軽傷を負った。機体は滑走路上に停止して消火活動を行ったため、全ての滑走路で約2時間に渡って運用を見合わせた。
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