FDA、11号機導入へ 機体カラーは「JA04FJ」と同色

FDA,エンブラエル11号機

FDAのエンブラエル11号機 資料提供:FDA

 フジドリームエアラインズ(FDA)は、新たにエンブラエル11号機を導入すると発表しました。エンブラエルのブラジル本社工場から5日間のフェリーフライトを経て、県営名古屋空港には6月13日16時頃に到着予定です。

 11号機はエンブラエルERJ-175(ERJ 170-200 STD)の機体番号「JA11FJ」。機内は84席仕様。機体カラーは4号機(機体番号:JA04FJ)と同じグリーン(緑)が選ばれました。FDAは1機ごとに色が異なる機体デザイン「マルチカラー・コンセプト」を採用していますが、同じ機体カラーが選定されたのは今回が初めて。

 11号機にはゴールド(機体番号:JA09FJ)とシルバー(JA10FJ)と同様、燃費改善パッケージ「Fuel Burn Improvement(Package2)=フューエル・バーン・インプルーブメント(パッケージ2)」が施された機体で、主翼端には大型化されたウィングチップを装備しています。

FDA,3号機

11号機と同色(グリーン)のFDA4号機 © Toshio Tajiri/Flight Liner=13年3月

 グリーンのFDA4号機はネーミングライツの一環として松本市観光大使に任命されており、アルプスの山々をイメージさせるグリーンの機体後部には松本市のマスコット・キャラクター ‘アルプちゃん’ がマーキングされています。

 FDAによると、同機は今後、主にチャーター・フライト(臨時貸切便)やバックアップとして運用していく予定で、今年度中に松本市観光大使としての役目を同色の11号機に引き継ぐ計画です。

 11号機は名古屋空港到着後、関係者らに披露されるほか、愛知県豊山町立豊山小学校6年生の社会科授業の一環として機体見学会に活用されます。