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【完全保存版】LCCの独自手荷物規定に注意 5キロから追加料金も(2016年3月・国内線版)
格安航空会社(LCC)が日本国内線に就航して4年となる。多くの人がLCCを利用するようになり、大手航空会社とは違ったルールに慣れてきたものの、機内持ち込み手荷物や受託手荷物の規定は初就航から変化し続けているほか、各社が独自に規定を定めているため、料金やルールも異なっている。
本記事では日本国内線に就航しているLCC4社の機内持ち込みと受託手荷物の規定をまとめた。なお掲載した受託手荷物料金は、受託手荷物が含まれていない運賃の場合の料金で、航空券と同時に購入した場合の料金を表示している。LCCによっては空港やコールセンターなどでの購入した場合と料金が異なり、一般的には航空券と同時に購入したほうが安く済む場合が多い。
有料で預け入れる場合は、同一路線を運航するLCCで単に運賃だけでは比較ができないため、受託手荷物のルールを把握しておくと航空券代金の節約ができる。場合によっては受託手荷物の含まれた運賃の方が安くなることもある。
ジェットスター・ジャパン
機内持ち込み手荷物は、キャリーケースなどの手荷物と、ハンドバッグなどの手回りのもの合計2点までかつ合わせて7キロまでとなっている。サイズは56センチ×36センチ×23センチまで。
受託手荷物は15キロから購入可能で、5キロごとに料金が設定されている。20キロの場合は、札幌/新千歳・沖縄/那覇発着便は1,540円、その他路線では1,130円となっている。また、ゴールデンウィークや夏休みなどの繁忙期には料金が変わる。
ピーチ
機内持ち込み手荷物は、キャリーケースなどの手荷物と、ハンドバッグなどの手回りのもの合計2点までかつ合わせて10キロまでとなっている。サイズは3辺の合計が115センチ以内または各辺が55センチ×40センチ×25センチ以内まで。
受託手荷物は1個20キロまで同一料金。ピーチでは、受託手荷物の価格は重さではなく個数ごとに設定されている。20キロを超える場合はインターネット予約することができず、空港やコールセンターで追加料金を支払う必要があるので、スーツケースを2つにわけるなどして2個または3個分の受託手荷物を支払う方が安く済む。20キロの場合は、大阪/関西〜東京/成田・松山・福岡・長崎・宮崎・鹿児島線が1,200円、その他路線では1,800円となっている。
バニラエア
機内持ち込み手荷物は、キャリーケースなどの手荷物と、ハンドバッグなどの手回りのもの合計2点までかつ合わせて10キロまでとなっている。サイズは56センチ×36センチ×23センチ以内まで。
受託手荷物は20キロまで同一料金で、20キロを超える場合は5キロごとに1,000円がかかる。20キロに収まれば受託手荷物に個数制限はない。20キロの場合は国内線全路線で2,000円となっている。
春秋航空日本
機内持ち込み手荷物は、キャリーケースなどの手荷物と、ハンドバッグなどの手回りのもの合計2点まで合わせて5キロまでとなっている。サイズは3辺の合計が115センチ以内または56センチ×36センチ×23センチまで。
受託手荷物は5キロから購入可能で、5キロごとに料金が設定されている。20キロの場合は国内線全路線で3,000円となっている。
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以上のように4社で手荷物規定が異なっている。機内持ち込み手荷物に関しては、ジェットスター・ジャパン7キロまで、春秋航空日本は5キロまでとやや厳しめに設定されているが、受託手荷物が重量によって小刻みに料金設定がされているため、荷物ごとに最適な料金を選択することができる。
またピーチでは、上記に記載したとおり20キロを超える受託手荷物の予約がインターネット上でできず、重量超過の場合の料金は、2個目の受託手荷物料金よりも高く設定されているので、スーツケースを2つに分けるなどして、2つ分の受託手荷物を予約した方が安く済む。