零戦、一般公開飛行へ 4月に2日間

零式艦上戦闘機

零式艦上戦闘機、1月27日の試験飛行の様子 撮影:中村 泰三

 YCグループは、自主企画の鹿児島県活性化イベントプログラム「プラス鹿児島」の一環として、4月23日と24日の2日間に零式艦上戦闘機の一般公開飛行を実施すると発表しました。零戦は、1月27日に鹿児島県鹿屋市の海上自衛隊鹿屋航空基地で試験飛行したゼロエンタープライズ・ジャパン保有の「零戦里帰りプロジェクト」の機体を使用します。
 YCグループは、鹿児島県の地域活性化の一環として今回の零戦一般公開飛行を実施し、鹿児島湾に数カ所の観覧地点を設定して一般公開します。
 観覧地点は鹿児島湾(錦江湾)に数か所設定し、安全面から住宅密集地を除く鹿児島県の観光名所を巡る飛行を計画しています。観覧者からの入場料金は無料を計画しています。また、同日に鹿児島県鹿屋市で開催される「エアーメモリアル in かのや」への参加についても調整を進めています。
 零戦の一般公開飛行にあわせ、空撮した動画のDVDを限定販売します。すでにインターネットやチラシの配布で限定先行予約販売を開始しており、価格は税別1万円。予約購入者全員分の氏名をDVDのエンドロールに掲載し、記録として保存します。
 今回の飛行企画は、居酒屋「霧島地鶏 きばいやんせ」親方の谷口幸雄氏ら、鹿児島県出身者が発案してYCグループが実行するものです。故郷である鹿児島県の活性化に繋がることを期待して、飛行の実現とDVDの完売を目指しています。