ダッシュ8みぞか号、16年の歴史に幕

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2月19日に全運航を終えた天草エアラインのダッシュ8みぞか号 © Toshio Tajiri/Flight Liner=14年2月

 「親子イルカ号」や「みぞか号(天草弁で”かわいい”の意味)」の愛称で親しまれてきた天草エアライン(AHX)のボンバルディアDHC-8-Q100(機体番号:JA81AM)が2月19日、福岡発天草行きAMX108便の最終便で約16年の歴史に幕を閉じました。
 天草エアラインのダッシュ8みぞか号は、2000年3月23日の天草空港開港と共に初就航を迎え、2015年12月時点におけるこれまでの総飛行時間は2万7628時間、時速450キロ換算で1243万2600キロのフライトを実施。これは、地球を約310周まわった計算になります。
 天草エアラインはダッシュ8みぞか号の退役記念企画として、2月22日に行われる機体洗浄の参加者を募集(無料招待)していましたが、応募は先着順で即日完売。当日、参加者らは天草エアラインのスタッフと共にダッシュ8みぞか号のラスト洗浄を行います。
 ダッシュ8みぞか号は、2月20日に運航を開始する後継機ATR 42-600新みぞか号(機体番号:JA01AM)にその役目をバトンタッチします。