JAL、国際線10路線で機材変更 夏ダイヤからスカイスイート777-200ERも

JALグループ

JALグループ、2016年度の路線便数計画を発表 © Toshio Tajiri/Flight Liner=16年1月

 日本航空(JAL)をはじめとするJALグループは1月20日、2016年度の路線便数計画を決定しました。国際線では需給環境に適合した機材変更を実施し、新たに777-200ER型機を「SKY SUITE(スカイスイート)」仕様に改修します。
 スカイスイート仕様の777-200ERには、新たにビジネスクラスにフルフラット座席を導入します。プレミアムエコノミークラスには好評の「SKY PREMIUM(スカイプレミアム)」、エコノミークラスには新・間隔エコノミー「SKY WIDER(スカイワイダー)」を装着します。
 スカイスイート777-200ERは今夏以降に羽田-バンコク線、羽田-シンガポール線を中心とした東南アジア路線へ、冬以降にはホノルル線へ順次展開を予定しており、新客室仕様の詳細、路線投入スケジュールは後日発表されます。
 機材変更は3月27日から始まる夏ダイヤから順次実施し、対象路線は成田-ボストン、成田-クアラルンプール、羽田-シンガポール、成田-デリー、羽田-北京、羽田-香港、成田-香港、羽田-ソウル(金浦)、羽田-台北(松山)、成田-台北(桃園)線、計10路線。
JAL,スカイスイート,787-9

JALのスカイスイート787-9機内(写真はエコノミークラス) © Toshio Tajiri/Flight Liner=15年6月

 成田-ボストン線(JL008/007便)は6月11日から787-8がスカイスイート仕様の787-9に、成田-クアラルンプール線(JL723/724便)は9月11日からスカイスイート767-300ERがスカイスイート787-9に変更されます。機材変更により、ボストン線のビジネスクラスでは初めてフルフラットシートが搭載されることになります。
 また、JALはプレミアム需要に応えるため、プレミアムエコノミーサービスを成田-ボストン、成田-クアラルンプールのほか、ホノルル線でも現在の羽田路線に加え、成田、関西、中部発着の便にも今夏以降順次導入します。
 このほか羽田-シンガポール線(JL037/036便)は3月27日から777-200ERに、6月以降の成田-デリー線(JL749/740便)はスカイスイート787-8に、羽田-北京線(JL025/020便)は3月27日から787-8に、羽田-香港線(JL029/026便)は9月のみスカイスイート777-300ERに、3月末日以降の成田-香港線(JL735/736便)と6月~8月の羽田-ソウル(金浦)線(JL095/090便)は787-8に、羽田-台北(松山)線(JL097/098便)は3月27日から767-300ERに、成田-台北(桃園)線(JL809/802便)は7月から787-8が投入されます。
 このうち、787-8に機材変更する羽田-北京線、成田-香港線、成田-台北(桃園)線は、ビジネスクラスがシェルフラットネオ座席となります。