軽井沢スキーバス事故、大学生集客のツアーを多数催行 斑尾高原へは1泊3日で1万円台前半も

キースツアー

1月15日午前2時頃、長野県軽井沢市の国道18号線で斑尾高原へスキーに向かうバスが崖下に転落した事故で、国土交通省関東運輸局は「軽井沢町スキーバス事故対策本部」を設置し、情報の収集、監査指導、被害者支援の検討を行うと発表した。

ツアーは東京・渋谷のキースツアーが催行し、東京・羽村のイーエスピーがバスを運行していた。バスには運転手2名が乗務しており、乗客は39名で、うち14名が死亡した。乗客のほとんどは大学生だったとの情報もある。バスは原宿を14日午後11時に出発し、2ヶ所か3ヶ所で途中休憩を行う計画だった。

キースツアーは、群馬、長野などへ「キャンパスツアー」などのブランドで格安スキーツアーを催行。大学生を中心とした集客に定評があり、サークルの新歓チラシの無償制作や大学生のリフト券平日無料などのキャンペーンを積極的に押し出していた。斑尾高原へは夜発1泊3日で、リフトとレンタル、バイキングの夕朝食込みで1万円台前半の価格設定だった。2010年4月に設立し、資本金は1000万円。全国旅行業協会に加盟している。

イーエスピーは、2008年に警備会社として設立。資本金は300万円。大型、中型、マイクロバスを保有している。全国旅行業協会に加盟している。

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