ANA、岩国-那覇線新規就航を計画 岩国空港発着枠増加で

ANA,岩国空港

ANAが就航している岩国空港 © Toshio Tajiri/Flight Liner=12年12月

 防衛省はこのほど、岩国空港(岩国錦帯橋空港)の発着便数について、日米合同委員会合意のもと1日2往復の増枠を決定しました。

 岩国飛行場は現在、共同使用により民間機による1日4往復の運航が認められており、全日本空輸(ANA)が1日4往復体制で羽田-岩国線を運航しています。

 増枠分はアメリカ側の飛行運用に関する検証が行われ、その結果、本共同使用の合意は取り消されるか、既存の共同使用の合意に組み込まれる事となります。それまでの間、増枠分の2往復は暫定的に12ヶ月で更新されます。

 また、在日米軍は常時、岩国飛行場における優先使用権を有しています。そのため、民間航空機は在日米軍の航空機における活動を妨げてはいけないと決められており、航空便に遅延が発生することもあります。

 今回発表された岩国空港の追加2往復分については、1往復が羽田線の増便、もう1往復は那覇線の新規就航が検討されています。どちらもANA運航によるもので、2016年3月下旬から始まるサマーダイヤ以降に実現する見込みです。これは、山口県岩国市の福田良彦市長が同市公式ウェブサイト内の「市長夢日記」で公表したものです。