「カオサン金沢ファミリーホステル」、11月13日グランドオープン 宿泊施設不足と価格高騰からバジェットトラベラーを救う救世主と期待

ホステル業界最大手のカオサングループの北陸への初出店となる、カオサン金沢ファミリーホステル(金沢市駅西本町1-10-18)がグランドオープンを迎えた。既に11月6日から12日までプレオープンしており、11月13日と14日の2日間で内覧会とオープニングパーティーが開催される。

運営会社は万両(本社:東京/代表取締役:小澤弘視)で、カオサングループ全体では、札幌1店・東京6店・京都2店・金沢1店・福岡2店・別府1店のホステルを展開しており、合わせて13ホステルを運営する業界最大手グループとなる。


(4人用個室)


(ミックスドミトリー)

代表取締役の小澤弘視氏は、「カオサン金沢には名称にファミリーホステルという名称を冠しました。これまで弊社ホステルの主なご利用者であったFIT(海外個人旅行客/Free Individual(Independent)Traveler)に加え、ご家族連れやグループ旅行の皆様にも金沢へ来訪していただき、ご家族やグループで楽しむ旅行の宿泊先として、ホステルという新たな選択肢を国内外に向けて発信したかったためとなる。」と話している。


(共用キッチン)


(共有リビングルーム)

建物は地上4階建て、延床面積が867.53平方メートル。1階にフロント・キッチン・リビング等の共用スペースを配し、客室数は総数22室(4人用個室12室、5人用個室2室、ツイン6室、8人用ドミトリー2室)で、収容総人数は86人となる。和室が中心の客室構成となり、子供連れにとって嬉しいキッズスペースや遊び心を散りばめたコミックルームなどの共用スペースも多く用意されている。

オープン記念プロモーションとして、1名1泊ドミトリー(相部屋)2,500円から、個室は3,500円からで宿泊することができる。

現在、金沢は新幹線の開通以来、想定を超えた人気ぶりから宿泊施設不足とそれによる宿泊費高騰で高値状態が続いており、時期や曜日によっては従来の2倍から3倍の値付けがされている。先日も石川県知事が「宿泊業者は節度ある取り組みをしてほしい。」と異例の苦言を呈したばかり。金沢市の地元宿泊業者からは、「このままではいけない、業界全体で取り組むべきだ。」との声も出ている。

JR金沢駅から徒歩10分に、国外からの個人旅行者のみならず、国内外からのファミリーやグループ旅行者をも積極的に受け入れることができる安価な大型ホステルがオープンしたのは、問題解決に向けて旅行者のみならず、金沢市全体にとっても喜ばしいことであろう。