JTA、16年導入の737-800に機内インターネットサービス搭載決定

JTA,ボーイング737-800

JTAが2016年に導入するボーイング737-800型機イメージ 資料提供:同社

 機内インターネット接続の世界的リーダーであるGogo社はこのほど、JALグループの日本トランスオーシャン航空(JTA)がGogo社の次世代接続ソリューションである2Ku技術を採用したと発表しました。

 これによりJTAは、2016年に導入するボーイング737-800型機に機内インターネット接続サービスを搭載し、乗客は対象機内でインターネットが利用可能となります。加えて、機内無線エンターテイメントサービス「Gogo Vision」が利用できるようになります。

 Gogoは2Ku技術の年内サービス提供開始に向け、システムテストを継続して実施しており、順調な結果を残しています。すでに、アエロメヒコ航空(AMX)への導入は完了し、現在、ヴァージン・アトランティック航空(VIR)へ導入を進めており、2016年初頭からは、エア・カナダ(ACA)、デルタ航空(DAL)、ゴル航空(GOL)、ユナイテッド航空(UAL)への導入が予定されています。

 Gogoは、エアバスのA320ファミリー、A330ファミリー、A340ファミリーとボーイングの737ファミリー、747ファミリー、757ファミリーを含む航空機への導入を2016年中に完了する見込みです。また同時に、航空機メーカーが今後発表する新型航空機への導入適合プログラムの開発も継続して行うとしています。

 2014年7月から日本航空(JAL)の国内線では、機内インターネットサービス「JAL SKY Wi-Fi」が提供されていますが、この接続サービスはGogo社の機内インターネット接続ソリューションを採用しています。

 JTAは2016年1月に機体番号「JA01RK」の737-800初号機を導入予定。導入機数は12機。エンジンはCFMインターナショナル製の「CFM56-7Bエンジン」を搭載します。キャビン内はボーイング787にも使われているLED照明の「ボーイング・スカイ・インテリア」を採用します。