キャセイ、747-400が4機退役 A350初号機は16年2月受領へ

キャセイパシフィック航空

15年上半期中に3機の747-400を退役させたキャセイパシフィック航空 © Toshio Tajiri/Flight Liner=13年12月

 キャセイパシフィック航空(CPA)はこのほど、グループの2015年度上半期(1~6月)決算を発表しました。

 最終利益は19億7200万香港ドル(1香港ドル=約16 円)。前年同期の最終利益は3億4700万香港ドル。エコノミークラスの需要が好調で、またグループの旅客部門の座席占有率が上昇し、グループの業績は前年同期から大きく改善しています。

 機材について、キャセイパシフィック航空(CPA)は期間中、4機のボーイング777-300ERと3機のエアバスA330-300の合計7機を受領しました。

 上半期中に退役した機材は4機の747-400と3機のA340-300。退役した747-400のうち1機は2015年末にリース会社へ返却される予定です。キャセイパシフィック航空によると、747-400は2017年までに全機退役予定だという。

 貨物機について、キャセイパシフィック航空は2013年に、保有する6機の747-400F型貨物機をボーイング社に売却することで同社と合意しており、このうち1機は2014年11月に、もう1機は2015年7月にすでに売却が完了しています。残りの4機は2016年末までの退役を予定しています。

 2015年6月30日の時点で、キャセイパシフィック航空グループが2024年までに受領する予定の発注済み機材は72機。最初の受領となるA350 XWB初号機は2016年2月の納入を予定しています。