JAL、那覇空港で機能繊維素材「hitoe」を活用した実証実験

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JAL、グラハンスタッフを遠隔モニタリングする実証実験開始 © Toshio Tajiri/Flight Liner=15年2月

 日本航空(JAL)とNTTコミュニケーションズ、東レの3社は8月17日から、IoT(Internet of Things:モノのインターネット)を活用した安全管理システムの共同実証実験を開始すると発表しました。

 これは、東レとNTT Com が協働する「機能繊維素材“hitoe”を活用した作業者安全管理サービスの実用化に向けた取り組み」の一環で、実証実験は那覇空港で行われます。

 「hitoe」は、着衣するだけで心拍数や心電位が取得できる機能繊維素材。トランスミッターなども活用し、沖縄県那覇空港の地上エリアでのグランドハンドリングスタッフの心拍数などのバイタルデータのリアルタイム取得や分析、遠隔モニタリングの有用性を検証します。

 遠隔モニタリングすることで、グランドハンドリング業務従事者の熱中症対策や安全確保を目指す考えです。

 JALは今後、実証実験の結果を踏まえて本システムの導入を検討するとしています。