ボーイング、ANAと提携 787型機の導入支援で

ANA,ボーイング787型機

787型機の導入支援でボーイングと提携したANA © Toshio Tajiri/Flight Liner=14年8月

 ボーイングはこのほど、全日本空輸(ANA)と787ドリームライナーの「ゴールドケア」に加入した航空会社への支援で提携することを発表しました。787型機を初めて運航する航空会社に、新機材導入に関する知見を提供します。

 今回の提携は、ボーイングが持つ航空機に関する深い知識や膨大なフリートのデータに、ANAの整備や運航に関する知識や経験を組み合わせるというもの。ボーイングがこのような提携を航空会社と行うのは初めて。

 これによりANAとボーイングは、787型機を初めて運航する「ゴールドケア」の航空会社に対して、新機材導入期間中の整備管理とライン整備の監督を協力して支援していきます。

 なお、ANAは787型機のローンチカスタマーであるとともに、同機の世界最大のオペレーター(40機が運航中で43機を発注済み)。787型機における離着陸回数と飛行時間も最多記録を有しています。

 ボーイングは7月末現在、これまでに世界の航空会社60社から計1,095機の787型機を受注し、そのうち304機を納入しています。