JALグループ、2014年度搭乗率・旅客数ランキング

 日本航空(JAL)をはじめとするJALグループはこのほど、2014年度(2013年4月~2014年3月)の輸送実績を発表しました。期間中の国際線は前年度比で0.9%増の779万3704人が利用し、座席有償利用率(ロードファクター・L/F)は同0.8%減の75.7%。

 方面別実績では、太平洋線の旅客数が前年度比5.2%増の186万8301人で利用率は前年度比0.6%減の80.0%、ヨーロッパ線の旅客数は同8.3%減の63万3198人で利用率は同3.0%減の75.3%、東南アジア線の旅客数は同1.1%増の301万4868人で利用率は同3.7%減の72.4%、オセアニア線の旅客数は同1.7%増の14万6798人で利用率は同5.1%増の79.2%、グアム線の旅客数は同3.6%増の15万7485人で利用率は同1.1%増の81.8%、韓国線の旅客数は同11.0%減の71万4384人で利用率は同2.0%増の75.4%、中国線の旅客数は同7.1%増の125万6559人で利用率は同4.6%増の66.5%となっています。

JAL

2014年度の輸送実績を発表したJAL © Toshio Tajiri/Flight Liner=15年1月

 国内線旅客数はJALグループ全体(JAL・JTA・J-AIR・JAC・RAC)で前年度比1.1%増の3155万7697人が利用し、座席有償利用率は同2.1%増の66.1%(2014年9月までのJEX運航含む)。

 国内全路線で2014年度の利用率が最も高かったのは、昨年8月に季節便として運航していた伊丹-松本線。利用率は84.9%。

 次いで利用率83.3%の羽田-久米島線、81.8%の中部-釧路線と続きます。なお、羽田-久米島線と中部-釧路線もそれぞれ夏休みを中心とした季節便として運航していました。

 一方、通年運航で利用率が最も高かったのは、日本トランスオーシャン航空(JTA)運航の中部-那覇線で、利用率は81.3%でした(離島路線除く)。次いで伊丹-函館線、那覇-岡山線、伊丹-札幌線、福岡-札幌線と続き、沖縄と北海道路線が利用率上位を占めています。

 また、国内線全体で旅客者数が最も多かったのは308万9196人が利用した羽田-札幌線。次いで羽田-福岡線、羽田-伊丹線、羽田-那覇線と羽田発着の幹線4路線が上位を占め、地方路線では80万1375人が利用した羽田-熊本線が上位となっています。

■JALグループ 2014年度搭乗率上位20路線
伊丹-松本線   84.9%(季節便)
羽田-久米島線  83.3%(季節便)
那覇-北大東線  81.9%
中部-釧路線   81.8%(季節便)
中部-那覇線   81.3%
伊丹-函館線   79.9%
那覇-岡山線   79.0%
伊丹-札幌線   79.0%
那覇-宮古線   77.5%
北大東-南大東線 77.1%
石垣-与那国線  76.7%
福岡-札幌線   75.6%
羽田-旭川線   75.4%
中部-帯広線   75.3%(季節便)
成田-伊丹線   75.3%
那覇-久米島線  74.5%
羽田-札幌線   74.2%
羽田-宮古線   73.2%
伊丹-福岡線   72.6%
福岡-那覇線   72.5%

■JALグループ 2014年度旅客数上位10路線
羽田-札幌線  3,089,196人
羽田-福岡線  2,960,727人
羽田-伊丹線  2,555,268人
羽田-那覇線  2,353,605人
羽田-熊本線  801,375人
羽田-鹿児島線 776,141人
羽田-小松線  762,387人
羽田-徳島線  631,839人
那覇-宮古線  606,106人
羽田-広島線  576,288人