JAL、「日本の翼 育英奨学金」設立 1人500万円支給

JALパイロット訓練生

JAL植木社長と握手するパイロット訓練生(写真右) © Toshio Tajiri/Flight Liner=15年4月

 日本航空(JAL)は昨年12月発表の「パイロット奨学給付金制度」について、公益財団法人日本国際教育支援協会(JEES)の冠奨学金事業への寄付により「日本の翼 育英奨学金」として設立したと発表しました。5月上旬より受給者の募集を開始し、次世代を担うパイロット養成課程の学生を応援します。

 「日本の翼 育英奨学金」は航空業界全体の発展に寄与することを目的として設立したもので、JALとJEESは奨学給付金制度を通じて、1人でも多くのパイロットの輩出を目指します。

 「日本の翼 育英奨学金」の対象者は指定する日本国内の私立大学のパイロット養成課程に在籍し、一定の要件を満たす学生。受給内容は1人あたり500万円を訓練段階に応じて3回に分けて支給。支給人数は各年度最大30名を新たに受給者とします。

 本奨学金は給付型奨学金であり、受給者には原則として奨学金返還の義務はありません。また、本奨学金への応募はJALグループの採用選考とは関係なく、JALグループへの入社の義務もないと説明しています。