米投資ファンド、大江戸温泉HDを買収 インバウンド獲得見据え新規出店も

Baincapital

投資ファンドのBain Capital Partners, LLC(ベインキャピタル)は、2月13日、温泉旅館チェーン「大江戸温泉物語」を運営する大江戸温泉ホールディングス(HD)の全株式を取得する株式売買契約に調印したと発表した。

株式は、ベインキャピタル傘下のBCJ-18が、大江戸温泉ホールディングスの橋本浩代表取締役社長、キョウデンエリアネットなどから、3月中旬にも取得する計画。金額は非好評。

大江戸温泉物語は、東京都お台場の大規模日帰り温泉「お台場大江戸温泉物語」をはじめ、全国に23の温泉旅館と6つの温浴施設・テーマパークを展開し、年間約500万人が利用。従業員は約3,000名、売上高は350億円で、2007年以降は毎年30%成長している。

ベインキャピタルでは、大江戸温泉物語は大きな成長ポテンシャルを秘めているとしており、すかいらーくへの経営支援などを通じて養ったノウハウを活かして、インバウンド需要の獲得も見据えた新規出店や海外展開を加速する計画。

ベインキャピタルは、ベンチャーキャピタルや上場株など、総額750億米ドル以上の数種類のファンドを運用する、世界最大の投資会社。日本では、すかいらーく、ジュピターショップチャンネル、ドミノピザ・ジャパン、ベルシステム24など8社に投資しているほか、1984年の設立以来、300社超に投資している。

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