仙台-那覇線が利用率トップ ANA、12月実績

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2014年12月の輸送実績を発表したANA © Toshio Tajiri/Flight Liner=15年1月

 全日空(ANA)は2014年12月の輸送実績を発表しました。

 期間中の国際線旅客数は前年比16.3%増の61万2466人、座席利用率(ロードファクター・L/F)は同1.3%増の73.5%。今年度は前年比利用率の落ち込みが続いていましたが、12月は今年度初めて利用率が前年比を上回りました。

 方面別旅客輸送実績では、ホノルル線を含む北米方面の旅客数が前年比12.3%増の14万1039人で利用率は前年比0.3%増の74.8%、ヨーロッパ方面の旅客数は同36.9%増の6万2937人で利用率は同0.6%減の71.1%、アジア方面の旅客数は同15.1%増の40万8490人で利用率は同3.4%増の73.5%。

 国内線旅客数は前年比3.7%減の309万8448人が利用し、利用率は前年同月比で0.5%上回る60.4%。

 期間中、国内全路線で搭乗率が最も高かったのは767型機で運航している1日1往復体制の仙台-那覇線。搭乗率は80.7%。次いで76.7%の伊丹-函館線、75.8%の熊本-那覇線、73.7%の伊丹-那覇線、71.8%の成田-伊丹線となっています。

 昨年10月26日より32年ぶりに運航を再開した1日1往復体制の羽田-中部線は搭乗率63.3%でした。

■ANAグループ 12月国内線利用率トップ5路線
仙台-那覇線 80.7%
伊丹-函館線 76.7%
熊本-那覇線 75.8%
伊丹-那覇線 73.7%
成田-伊丹線 71.8%