スカイマーク、12月利用率が5割台に落ち込む

スカイマーク

2014年12月の輸送実績を発表したスカイマーク © Toshio Tajiri/Flight Liner=14年8月

 スカイマーク(SKY)は2014年12月の輸送実績を発表しました。全路線平均の提供座席数は前年比4.2%増の87万4212席、総搭乗者数は去年12月より5.7%減少し50万3318人。

 全路線平均の座席有償利用率(ロードファクター・L/F)は前年同月比で5.6ポイント下回る54.5%となり、過去5年で最も低い平均利用率となりました。

 期間中、利用率が最も高かったのは67.2%の羽田-札幌線。次いで同65.3%の羽田-神戸線、63.4%の羽田-福岡線、58.0%の神戸-茨城線、56.9%の福岡-札幌線と続いています。

 羽田-札幌線は利用率トップとなったものの、同路線はスカイマークが輸送実績を公表開始した2010年4月以来、初めて利用率6割台に落ち込みんだほか、エアバスA330型機を投入している羽田-福岡線は3カ月連続で6割台の利用率にとどまっています。

 一方、利用率が最も低かったのは35.5%の神戸-鹿児島線。同路線の利用率は2013年1月以来、初めて3割台に落ち込みました。

 スカイマークは1月29日より国内最長路線となる新千歳-那覇線の直行便を開設し、利用率アップに繋げたい考えです。
 
■スカイマーク 12月の搭乗率上位5路線
羽田-札幌線 67.2%
羽田-神戸線 65.3%
羽田-福岡線 63.4%
神戸-茨城線 58.0%
福岡-札幌線 56.9%