三菱航空機、「MRJ」エンジンを初運転 各システムが総合的に作動

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三菱航空機は、開発中の国産旅客機「MRJ(Mitsubishi Regional Jet)」のエンジンの試験運転を、名古屋空港で行った。

エンジンの初運転によって、機体に搭載されたエンジンなどの動力系統、油圧・燃料・空調・電気系統などの各種システムが、機体として総合的に作動したと証明されたとしている。

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また、昨年12月25日には、名古屋航空宇宙システム製作所小牧南工場に隣接する技術試験場で全機静強度試験機の主翼上曲げ試験を実施。機体の強度が安全飛行に必要な基準を満たしていることを検証する機体構造試験のひとつで、あらゆる飛行条件の中で想定される最大の力を負荷するもの。試験では、予測通りの結果が得られたとしている。

三菱航空機は今後も、機体機能の確認や開発上の技術試験など各種試験を進めていくとしている。(写真は三菱航空機提供)

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