JAL便でA330グリーンシート搭乗も スカイマークが日航と提携交渉

 「日本航空株式会社に対し、報道にある様な支援のご相談をしていることは事実ですが、現時点で正式に決定した事実はありません。」

スカイマーク,JAL

スカイマークがJALに経営支援打診 © Toshio Tajiri/Flight Liner=14年11月

 これは、11月21日付けでスカイマーク(SKY)が発表したもので、同社は日本航空(JAL)に提携を打診していることを明らかにしました。スカイマーク運航便にJAL便名を付与するコードシェア(共同運航)便等の提携で、スカイマークは搭乗率を改善したい考えです。

 A380の契約解除によりスカイマークはエアバスから多額の違約金を求められる可能性があり、経営改善に傾注しています。このため、スカイマークはエアバスA330-300運航路線の搭乗率アップや不採算路線から撤退する路線再編等で様々な計画を打ち出しています。

 その経営改善の中で明らかとなった計画が今回のJALとの提携。

 両社の提携によりコードシェアが本格化すれば、スカイマークが今年6月に導入した全席グリーンシートのエアバスA330-300運航便にJAL便名が付与され、日航の乗客はスカイマークに搭乗できるようになります。スカイマークのA330はシートピッチの広いグリーンシートが特長で、同機の運航路線は羽田発着の新千歳線と福岡線。

 スカイマークは、「今後、開示すべき事実を決定した場合には適時適切に公表する。」としています。