日系航空機リース会社が単一受注過去最多を記録 ボーイング737 MAXで

ボーイング737 MAX 8,SMBCアビエーションキャピタル

SMBC Aviation Capital、ボーイング737 MAX 8を80機発注 資料提供:Boeing

 ボーイングはこのほど、航空機リース会社のSMBC Aviation Capital(アビエーションキャピタル)より737 MAX 8を80機受注したと発表しました。

 今回の受注は航空機リース会社による737 MAXの単一受注および、ボーイングにおける日系航空機リース会社の単一受注としては過去最多。受注総額は85億ドル(9700億円相当)です。

 SMBC アビエーションキャピタルは需要の高い航空機を多く保有しており、今回の737 MAXの購入決定で同社の航空機ポートフォリオはさらに拡張することになります。11月現在、今回の受注で737 MAXの受注数は2,400機を超えています。

 ボーイング737 MAXは、CFMインターナショナル社製の新型LEAP-1Bエンジンや最新のウィングレットを採用し、単通路機市場において最高の効率性、信頼性、そして客室内の快適性を提供。現時点で最高の燃料効率性を有する次世代737型機と比較しても燃料消費量が14%削減、就航当初の次世代737型機と比較すると20%の削減です。

 11月現在、SMBC アビエーションキャピタルは180機のボーイング機材を保有・管理し、世界40ヶ国、95社の航空会社と取引しています。

 737 MAXは2015年半ばに最終組み立てを開始し、初飛行は2016年を計画。ローンチカスタマーはサウスウエスト航空(SWA)で、初号機は2017年に納入される予定です。