エアバス、A350-900の型式証明取得 欧州航空安全庁より

エアバス,A350-900

欧州航空安全庁から型式証明を取得したエアバスA350-900型機 資料提供:Airbus

 エアバスは現地時間9月30日、A350-900が欧州航空安全庁(EASA)より型式証明を取得したと発表しました。型式証明を取得したのはロールス・ロイス社製トレントXWBエンジンを搭載するA350-900型機。今後、米連邦航空局(FAA)による型式証明も取得します。

 A350-900は厳しいテスト・プログラムによって機体構造からシステムにいたるまで限界を超えて実験を実施。その機体が実際に運航可能である安全性が証明され、今回型式証明を取得しました。

 これまでに39社から750機の受注を獲得しているA350 XWBは276席から369席を装備する最新鋭の長距離用ワイドボディ機。革新的技術、特別な製造方法を取り入れ、乗客に快適な空の旅を提供します。A350 XWBのローンチカスタマーであるカタール航空(QTR)には年内に初号機をデリバリーする計画です。

 エアバスのファブリス・ブレジエ社長兼最高経営責任者は、「今回の型式証明取得は我々とA350-900の設計から製造、テストに関わったすべてのパートナーの偉大な功績。A350-900は多くの乗客を乗せて離陸する準備は整った。」とコメントしています。

エアバスA350 XWB,編隊飛行

編隊飛行を実施したエアバスのA350 XWB型機 資料提供:Airbus