国内線搭乗率が12カ月連続増加 JAL、7月輸送実績

 日本航空(JAL)をはじめとするJALグループは2014年7月の輸送実績を発表しました。
 国際線旅客数は前年比0.4%増の66万8448人、座席有償利用率(ロードファクター・L/F)は前年比1.4%減の76.1%。

JAL

14年7月の輸送実績を発表したJAL=14年1月 Photographer:Toshio Tajiri/Flight Liner

 方面別では、太平洋線が前年比7.5%増の旅客数16万4067人、搭乗率は前年比4.2%増の84.3%、ヨーロッパ線が同6.9%減の6万659人、搭乗率は同2.1%減の78.8%、東南アジア線が同5.1%減の23万4703人、搭乗率は同9.8%減の66.0%、オセアニア線が同13.8%増の1万1675人、搭乗率は同9.3%増の75.5%、グアム線が同5.4%増の1万3691人、搭乗率は同1.9%減の77.0%、韓国線が同11.0%減の6万2423人、搭乗率は同0.3%増の76.1%、中国線が同12.7%増の12万994人、搭乗率は同4.1%増の71.7%でした。
 韓国線は日韓関係の影響等で観光需要が落ち込んでいるものとみられ、旅客数低迷が続いています。一方、オセアニア線と中国線は旅客数・搭乗率ともに前年同月比で増加しています。
 国内線旅客数はJALグループ全体(JAL・JTA・JEX・J-AIR・JAC・RAC)で前年比2.5%増の263万6655人、座席有償利用率は前年比5.4%アップの64.9%。2013年8月以降、国内線の搭乗率は前年同月比で12カ月連続で上昇し、堅調に推移しています。
 JALグループ国内線で搭乗率が最も高かった路線は、88.8%の羽田-宮古線。次いで84.8%の伊丹-函館線、83.3%の羽田-久米島線、82.1%の中部-那覇線。このほか、那覇発着の宮古線と岡山線も搭乗率が8割を超えており、夏休み期間中の旅行需要増加で全体的に沖縄方面の利用率が高くなっています。