エアアジア、スカイマークの経営支援検討 羽田発着枠狙い

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36枠の羽田空港国内線発着枠を持つスカイマーク=14年7月 Photographer:Toshio Tajiri/Flight Liner

 マレーシアのLCC(格安航空会社)であるエアアジア(AXM)は、スカイマーク(SKY)との提携や経営権獲得に向けた動きをみせています。15年6月の就航を目指す新生エアアジア・ジャパンの国内線参入に向け、スカイマークが持つ羽田空港発着36枠を狙う考えです。
 日本経済新聞によると、エアアジアはスカイマークの具体的な経営支援の検討を始めたほか、TOB(株式公開買い付け)も視野に金融機関との調整に入ったと報じています。エアバスにとってエアアジアはA320等を数多く発注する大口取引先でもあり、スカイマークに対するエアバスA380の巨額な違約金を減額するようエアバスに打診も始めたという。
 エアバスはスカイマークのA380の支払いが滞ったことから、7月下旬に同機の契約解除をスカイマークに通告しており、支払い義務のある違約金は700億円以上になるとみられます。