エミレーツ航空、視覚障害者向けサービス導入

エミレーツ航空,機内エンターテイメントシステム

機内エンターテイメントシステム「iceデジタルワイドスクリーン」 資料提供:エミレーツ航空

 エミレーツ航空(UAE)は、数々の受賞歴を誇る独自の機内エンターテインメントシステム「ice(information, communication and entertainment)」で上映する映画に、視覚障害者向けの解説放送を航空会社で初めて導入しました。
 今回導入する解説放送は、昨今映画館やテレビで普及してきている音声タイプのもので、通常のペースで流れるセリフの合間に、シーンの様子を説明するナレーションが流れます。
 サービス開始当初は「アナと雪の女王」をはじめ、「ウォルト・ディズニーの約束」、「カーズ2」、「モンスターズ・ユニバーシティ」、「アベンジャーズ」、「トイ・ストーリー3」、「パイレーツ・オブ・カリビアン(全4シリーズ)」などのウォルト・ディズニー・スタジオ・モーション・ピクチャーズの16タイトルの映画を導入します。
 エミレーツ航空は2007年にもウォルト・ディズニー・スタジオ・モーション・ピクチャーズと協働し、聴覚障害の方向けの技術であるクローズド・キャプションを機内エンターテインメントに初めて導入しています。クローズド・キャプションは、役者のセリフを字幕で表示するほか、効果音も文字として画面に表示します。8月に「ice」で試聴可能なクローズド・キャプションつきの映画は50タイトル以上あります。
 エミレーツの機内エンターテインメントシステムは、世界中の400タイトル以上の映画、数々のテレビ番組、最近のヒット曲からクラシックまで多彩にそろった音楽チャンネルなど、1,800チャンネル以上の豊富なエンターテインメントを提供しています。日本路線を含む主要路線では、90以上の映画等が日本語で楽しむことが出来ます。