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フィンランド航空、エアバスA350XWBの機内デザインを発表 Wi-Fiサービスも
フィンエアーは、エアバスA350XWBの客室デザインを発表した。同社は、ヨーロッパで同型機を導入する初の航空会社になる計画。
機内デザインは、ヘルシンキ・ヴァンター空港の新プレミアムラウンジも手掛けた、ヘルシンキの大手デザイン会社dSign Vertti Kivi & Co社が担当。ビジネスとエコノミーいずれのクラスも、見晴らしの良い大きな窓と、快適なシートアレンジが採用。動的なアンビエントLED照明が、緩やかな明るさの変化を生み出し、ゆったりとさわやかで落ち着いた雰囲気を醸し出している。また、全機でWi-Fiが装備される。
全297席のうち46席を配置するビジネスクラスは、全員が通路に面した「1-2-1」のシート配列。フルフラットのベッドに変形可能なZodiac Cirrus IIIシートや、16インチの機内エンターテインメントシステムを配置するほか、ACとUSBの電源コンセントも設置する。
エコノミークラスは、「3-3-3」のシート配列で、シートピッチは31インチ(約78.74センチ)。11インチのタッチスクリーン式機内エンターテインメントシステムと、USB電源コンセントが全席に装備される。
前方の43席は「エコノミーコンフォート」を配置し、より快適なヘッドレストと高品質のヘッドフォンを装備。シートピッチはエコノミークラスより4インチ(約10.16センチ)広い、35インチ(約88.9センチ)となっている。
高度な空気浄化システムを採用しており、2~3分毎に機内の換気を行う。無通気での空気管理、細かい温度調整が可能になるほか、機内の気圧を低く保つことができるので、快適に過ごす事ができる。燃料効率も25%向上する。
デザイナーのVertti Kivi氏は、「私たちは、新しいA350 XWBに搭乗するお客様に特別な体験をご提供できるよう全力を尽くしている。フィンランド的なデザインをお客様にお届けできることを誇りに思う。コンセプトとして、航空機が東方に向かう際にはオレンジの温かい色調で機内を満たし、ヘルシンキに到着する際には、きらびやかで鮮やかな青を内装に用いるなど、時間帯や行先、季節に合わせて、照明や色彩などの雰囲気を動的に変える工夫を施している。」と述べている。
2015年後半より運航開始を予定しており、上海/浦東・バンコク・北京〜ヘルシンキ線に投入する見込み。11機の正式契約と8機のオプション契約を交わしており、長距離向けの主力機として日本線にも投入される計画。