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成田のカプセルホテル、「ナインアワーズ」に泊まってみた
7月20日に開業したカプセルホテル「ナインアワーズ成田空港」=14年7月 Photographer:Toshio Tajiri/Flight Liner
7月20日に開業した成田のカプセルホテル、9h hours（ナインアワーズ）。開業して約1週間後、このカプセルホテルを利用させていただいたので、宿泊体験をレポートいたします。
8月に就航を開始した成田拠点の春秋航空日本=14年8月 Photographer:Toshio Tajiri/Flight Liner
宿泊は1泊3,900円から。このほか1,500円からの仮眠、1時間1,000円のシャワーも利用できます。
部屋数は男性71、女性58の計129部屋。館内は男性、女性別々のエリアに区分されています。
チェックイン時にメディアである旨を伝えると、快く館内の撮影・取材を許可していただきました。ただ、宿泊者を考慮して今回はカプセルエリアとシャワー、洗面エリアは撮影していません。
チェックイン時に渡されるタオル・館内着・館内スリッパ・歯ブラシが入ったバッグ=14年7月 Photographer:Toshio Tajiri/Flight Liner
ナインアワーズのスタッフによると、日中帯のチェックインは比較的スムーズだが、夜21時以降となるとチェックインの利用者で混雑するため、時間には余裕をもってチェックインして欲しいと話します。支払いは現金もしくは、各種クレジットカード（VISA, Master, American Express, JCB）に対応しています。
ドライヤーとハンドソープを洗面エリア。後ろにはトイレを配している（ナインアワーズ成田空港資料より）
洗面エリアはドライヤーとハンドソープを完備し、洗面台の後ろにトイレが設置されています。その奥に進むとシャワールームです。
シャワールームには天然素材を使用したシリコンフリーのアメニティ「TAMANOHADA 005」を採用。シャンプー、コンディショナー、ボディソープを完備しています。
シェービングや洗顔、その他のスキンケア用品はないため、必要な場合は持参して宿泊することをオススメします。また、整髪料・化粧品・コスメ等が必要な場合も持参するとよいでしょう。シャワールームは個室空間のため、プライバシーは確保されています。
カプセル内は予想以上に広く感じました。寝具は独自の特殊立体構造で体圧を分散して、快適に体を支える西川産業のエアーサイクロンを採用。湿度を溜めない仕様を取り入れているものの、宿泊時期が夏だったせいか、就寝時はカプセル内の湿気が若干気になりました。
なお、カプセル内は目覚まし時計がありません。目覚まし時計を希望する場合、フロントにて貸し出しています。
ロッカー番号と同じカプセルを利用。カプセル内はカーテンで仕切ることができる（ナインアワーズ資料より）
気になった点はカプセルエリアのマナー。成田空港隣接ということもあり、宿泊者は外国人も利用しています。筆者が宿泊した時は就寝前に海外の宿泊者がカプセル内で携帯電話で通話していたため、これはさすがに就寝に影響しました。
ロッカールーム。大きなスーツケースも収納できるスペースを確保している=14年7月 Photographer:Toshio Tajiri/Flight Liner
そのほかの注意点として、ナインアワーズは「寝る」、「シャワー」の2つの機能に特化したカプセルホテルであり、デスクワークや食事ができるスペースはありません。必要最低限の居住空間を提供しています。そのため、食事と仕事は完全に済ませた後に利用することをオススメします。
最後にスタッフの対応の良さ、清潔な館内がこれからも維持されることを願い、今回のナインアワーズ成田空港の宿泊レポートとさせていただきます。
