天草エアライン、ATR 42-600導入へ 日本初

天草エアライン

現在、天草エアラインが使用するボンバルディアDHC-8-100(機体番号:JA81AM) Photographer:Toshio Tajiri/Flight Liner

 航空機リース会社のノルディック・アビエーション・キャピタル(NAC)は7月22日、天草エアラインがATR 42-600型機1機について契約締結したと発表しました。日本の航空会社がATR機を導入するのはこれが始めて。
 NACは7月20日まで開かれていたイギリスのファンボロー・航空ショー2014において、フランスの航空機メーカーであるATRに42-600を75機発注しており、その約1週間後に天草エアラインと契約締結に至りました。
 ATR 42-600のエンジンはプラット・アンド・ホイットニー社製の127Mエンジンを装備し、標準座席数は46から50席。天草エアラインの現行機材は39席のため、ATR 42-600導入後は座席数が増える見込みです。
 天草エアラインへの引き渡しは2015年10月から12月頃。同社が使用するボンバルディアDHC-8-100(機体番号:JA81AM)の機材更新として、ATR 42-600が導入されます。
 天草空港を拠点とする天草エアラインは現在、同空港発着の熊本と福岡線、熊本-伊丹線に就航しています。