ANA版「銀河鉄道999」に人気集中 初の深夜便を運航スタート

 予約率8割を超える人気の国内線深夜便、「ANAギャラクシーフライト」。運航開始初日の羽田発初便から好調で、販売開始から注目を集めています。

ギャラクシーフライト

ギャラクシーフライト初便搭乗者を見送るANAグループスタッフ © Toshio Tajiri/Flight Liner=14年7月


 これは7月18日より全日空(ANA)が初めて運航を開始した今夏限定の羽田と那覇を結ぶ便。銀河鉄道999(スリーナイン)にちなんだ便名”NH999便”を使用し、「ANAギャラクシーフライト」の名称で8月31日まで運航します。
ANAギャラクシーフライト

ギャラクシーフライトの便名NH999便は「銀河鉄道999(スリーナイン)」にちなんでいる © Toshio Tajiri/Flight Liner=14年7月

 旅客機の床下貨物スペースに貨物の搭載・運送を行うベリー便を最大活用したギャラクシーフライトは深夜運航の特別便で、これまで使っていなかった座席を乗客に提供します。
 貨物の重さで販売座席数を決める必要があるため、一定の座席数が販売されます。プレミアムクラスの販売は行わない。運航初日に投入されたボーイング777-300のケースでは、総座席数514席に対して200席を販売していました。
 なお、日中帯の便より安く購入できることもあり、羽田発の初便は184名(幼児5名)が搭乗。運航初日から好調なスタートを迎えています。
 ギャラクシーフライトの運航本数は月曜を除く週6便体制。羽田発那覇行きNH999便は羽田を深夜0時に出発し、那覇には2時30分に到着。復路のNH1000便は那覇を4時40分に出発し、羽田には早朝7時に到着する運航スケジュールです。機材はボーイング777-300もしくは787-8が使用され、初便は777-300の機体番号「JA753A」を投入しました。
 深夜に運航することから、実施していないサービスはプレミアムクラス、羽田・那覇両空港のラウンジ、プレミアムチェックインやスキップサービス、自動チェックイン機の使用、ペットの預かり。通常のサービスとは異なるため注意が必要です。
ANAギャラクシーフライト

ギャラクシーフライト初便出発に際し、挨拶するANAの加藤勝也上席執行役員 © Toshio Tajiri/Flight Liner=14年7月

 ANAの加藤勝也上席執行役員は今回の深夜便運航について、「新しい旅・新しい価値の提案として、今回のギャラクシーフライト運航に至った。朝から先島諸島や沖縄本島で時間が有効に使えるので、ご利用いただくお客様には満喫できる旅を体験してほしい。」と述べ、「24時間空港である羽田と那覇の特性を最大限活かして、成功させたい。」と意気込みを語りました。
 羽田発初便の乗客には記念品としてアイマスクとイヤープラグ、ポケモンのイラスト入りANAオリジナルうちわがプレゼントされ、駐機場ではANAグループスタッフが青と白のペンライトやライト付き横断幕を持って乗客をお見送り。
 ”銀河運航999”は華やかなデビューを飾り、沖縄へと向かいました。
■ANAギャラクシーフライト 運航スケジュール(7/18~8/31)
NH999便 羽田 00:00 → 那覇 02:30
NH1000便 那覇 04:40 → 羽田 07:00
羽田空港

深夜0時に羽田を出発するため、空港館内は粛然としている © Toshio Tajiri/Flight Liner=14年7月


ANAギャラクシーフライト

7月18日の運航初日、羽田発NH999便は満席で好調なスタートを迎えた © Toshio Tajiri/Flight Liner=14年7月


ANAギャラクシーフライト

ANAギャラクシーフライト羽田発初便搭搭乗者に進呈された記念品 © Toshio Tajiri/Flight Liner=14年7月


ANA HD

ANAギャラクシーフライト初便に投入された777-300(機体番号:JA753A) © Toshio Tajiri/Flight Liner=14年7月


ANAギャラクシーフライト,初便

貨物の搭載が完了したANAギャラクシーフライト初便 © Toshio Tajiri/Flight Liner=14年7月


ANAギャラクシーフライト

ペンライトを持ってギャラクシーフライト初便搭乗者を見送るANAグループスタッフ © Toshio Tajiri/Flight Liner=14年7月


ANAギャラクシーフライト

那覇に向けて羽田を出発するANAギャラクシーフライト初便 © Toshio Tajiri/Flight Liner=14年7月