日本の航空会社初　スカイマーク、エアバスA330-300で運航開始

キャンペーン用制服を着用するスカイマークの客室乗務員と西久保愼一社長（写真中央） 資料提供:翼TV

　初便は羽田発福岡行きのBC003便。同便は午前7時40分の定刻よりも18分遅れ、午前7時58分に出発。2機あるA330-300のうち、2号機の機体番号「JA330B」が投入されました。

　エアバスのA330-300型機は400席程度のシート搭載が可能なところ、スカイマークは客席数を2-3-2配列（一部後列は2-2-2）の271席仕様におさえています。シートは大手航空会社の普通席よりも座席スペースが広い「グリーンシート」を採用しており、座席前後のシートピッチは38インチ（96.5センチ）。これは、日本航空（JAL）国内線の運賃にプラス1,000円で利用できる「クラスJ」とほぼ同じゆとりあるシートピッチです。

全席にシートピッチの広い上級クラス「グリーンシート」を配したスカイマークのA330-300機内 資料提供:Airbus

スカイマークのグリーンシートとほぼ同じシートピッチとなるJAL国内線の「クラスJ」 Photographer:Toshio Tajiri/Flight Liner

　スカイマークは6月現在、2機のA330-300型機を導入しており、今後は2015年までに10機の納入を計画しています。エンジンはロールス・ロイス社製のトレント700エンジンを装備。

　A330-300の機内は、キャンペーン用制服のミニスカートを着用した客室乗務員（CA）が今後半年間乗務。運賃は従来通りで、片道で8,700円から。

　就航当初は1日10往復体制の羽田－福岡線にA330-300を投入し、同機による運航本数は1日5往復10便。8月以降は1日8往復に増やし、今後羽田－福岡線は全便がA330-300による運航を予定しています。

　
■スカイマーク 運航スケジュール（6/14～6/28）
＜羽田発福岡行き＞
BC003便　羽田 07:40 → 福岡 09:35（A330）
BC007便　羽田 09:20 → 福岡 11:10
BC009便　羽田 11:15 → 福岡 13:05（A330）
BC013便　羽田 12:35 → 福岡 14:30（A330）
BC015便　羽田 13:45 → 福岡 15:40
BC017便　羽田 15:05 → 福岡 17:00
BC019便　羽田 16:05 → 福岡 18:00（A330）
BC021便　羽田 17:25 → 福岡 19:15（A330）
BC025便　羽田 18:35 → 福岡 20:30
BC027便　羽田 20:00 → 福岡 21:55
※6/16～20のBC009便、BC019便は737-800運航

＜福岡発羽田行き＞
BC004便　福岡 09:00 → 羽田 10:35
BC008便　福岡 10:15 → 羽田 11:50（A330）
BC010便　福岡 11:50 → 羽田 13:25
BC012便　福岡 13:45 → 羽田 15:20（A330）
BC016便　福岡 15:10 → 羽田 16:45（A330）
BC018便　福岡 16:20 → 羽田 17:55
BC020便　福岡 17:40 → 羽田 19:15
BC022便　福岡 18:45 → 羽田 20:20（A330）
BC024便　福岡 19:55 → 羽田 21:30（A330）
BC026便　福岡 21:10 → 羽田 22:45
※6/16～20のBC012便、BC022便は737-800運航