ANAカーゴ、10号機にヤマト運輸「クロネコマーク」をラッピング

 ANAグループの貨物部門、ANA Cargo(ANAカーゴ)は国内外における様々な利用者のニーズに対応するため、ヤマト運輸とパートナーシップをさらに強化すると発表しました。ANA Cargoの航空貨物ネットワ-ク拡大を契機とした事業モデルの拡充、沖縄国際物流ハブを活用したビジネスモデルの拡大を図り、シナジ-効果の最大化を図ります。

 ANA Cargoの沖縄国際物流ハブを基点とした深夜貨物便の路線数(組み合わせ)は、現在73路線。5月14日には沖縄-シンガポール線が新たに加わり、就航地点は12地点に拡大しています。

 この沖縄国際物流ハブを活かしてANA Cargoは今後、日本発シンガポ-ル向け、台湾向けの「国際クール宅急便」を開始。展開スケジュールは、2014年中を目指します。

 また、日本の農水産品の輸出拡大のため、スピーディーにアジアを中心とした海外へ輸出するサービスを拡充し、政府の成長戦略および地域産業の発展に貢献します。例えば、北海道や九州といった地方県産品を香港から注文した場合、沖縄バブの強みが活かされ、最短翌日には香港に到着する「産直・お取り寄せ」モデルが実現します。

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ANA Cargoのボーイング767-300F10号機(機体番号:JA605F)にあしらわれた沖縄県の県章とヤマト運輸の「クロネコマーク」イラスト 資料提供:ANA

 このほか、ANA Cargoはボーイング767-300Fの10号機(機体番号:JA605F)に沖縄国際物流ハブの発展に向け協力関係にある沖縄県の県章とヤマト運輸の「クロネコマーク」をラッピングし、5月14日から運航を開始しています。