ピーチ、石垣発那覇行きMM252便が重大インシデント 欠航や出発遅れも

ピーチ,MM252,JA802P

MM252便で重大インシデントの認定を受けたピーチのエアバスA320(機体番号:JA802P) Photographer:Toshio Tajiri/Flight Liner

 ピーチアビエーション(APJ)は4月28日の石垣発那覇行きMM252便で運航していたエアバスA320型機の機体番号「JA802P」が午前11時47分頃、那覇空港への最終着陸進入中に通常の進入降下経路を下回る飛行を行ったとして、国土交通省より重大インシデントの認定を受けたと発表しました。

 乗客52人(幼児1名含む)、パイロット2名、客室乗務員(CA)4名を乗せた石垣発のMM252便は那覇空港に着陸する際、従来よりも下回る高度で離陸を行おうとましたが、着陸をやり直しその後、無事着陸。

 ピーチによると機体の損傷は確認されておらず、乗員乗客にケガ人は出ていないとしています。

 今後、運輸安全委員会が原因について詳細な究明を実施し、ピーチは同委員会の調査に全面的に協力します。

 トラブルが起きた「JA802P」は機材点検を実施するため、関空発札幌行きMM107便、札幌発関西行きMM108便、関西発成田行きMM111便、成田発関西行きMM112便の計4便が欠航。この影響で、4月29日の運航も欠航や出発遅れ等が発生しています。