【写真21選】ANAの747、退役前のラストフライト雄姿を再び　NH127便編

2014年4月5日

羽田空港60番スポットに駐機する747（機体番号:JA8961） Photographer:Toshio Tajiri/Flight Liner

　『B747は2014年3月31日に退役しました』

　全日空（ANA）の最後の1機となったボーイング747-400D（機体番号：JA8961）が3月31日に退役したことに伴い、同社の747退役記念特設サイトにはジャンボの愛称で日本の空を支えてきた747の引退を案内。

羽田発那覇行きNH127便の乗客と747を見送るANAグループ社員 Photographer:Toshio Tajiri/Flight Liner

　羽田発那覇行きNH127便には乗客497名（幼児3名含む）が搭乗し、出発に際しANAの篠辺修社長は「747型機が本日のフライトをもって全機が退役することとなった。これまで沢山のお客様にご利用をいただき、心より感謝します。1979年、ANAは初めてボーイング747SR型機の導入をスタートし、1990年11月には747-400の初就航を迎えた。1990年代後半は最大で39機まで747型機を導入し、通算47機保有していた。その後徐々に退役を進め、JA8961が最後の機体となり、羽田－那覇の往復をもって最後のフライトとなる。THANKS JUNBO！キャンペーンでは、函館、小松、広島、名古屋、鹿児島、長崎に里帰りを行ったほか、伊丹では特別遊覧フライト、3月に入り仙台、福島、熊本での遊覧フライトも無事に終わり、各地の皆様に応援をいただいて本当に感謝している。」と乗客に感謝を述べ、「本日のフライト、お客様にはぜひ乗り心地をご堪能いただきたい。」と挨拶しました。

　篠辺社長は747の退役を決断したことについて、「今回退役するJA8961の機齢は20年を少し超える。従来の飛行機は機齢が20年を超えると整備回数が多くなり、その分コストがかかる。経済面では787等にはかなわないことから引退を決めた。」と話し、ジャンボの退役後も引き続き培ったノウハウを大事にして、機種が変わろうとも今後も安全を最優先に運航すると強い決意を語りました。

　神田丈司機長と藤村弘機長のダブルキャプテンによる747の羽田発那覇行きNH127便ラストフライト。以下、フォトレポートにて紹介いたします。