シンガポール航空とエアバス、 68億円投じて飛行訓練センターを設立

 シンガポール航空とエアバスはこのほど、シンガポールに共同で飛行訓練センターを設立することで合意し、覚書を交わしたと発表しました。

 この覚書は2月16日まで開催されるシンガポール航空ショー2014の会場で交わされたもの。両社が設立する飛行訓練センターの名称は「エアバス・アジア・トレーニング・センター(AATC)」と命名。最新鋭の訓練設備を備え、エアバスが55%、シンガポール航空が45%を出資します。

 両社は出資比率に応じて合計で約68億円(8,000万シンガポールドル)を拠出し、当局の認可を得て2014年末までに訓練を開始する見込みです。

 設立当初はシンガポール・チャンギ国際空港近くに位置するシンガポール航空の訓練センターで営業を開始し、最終的にはセレター・アエロスペース・パークに建設されるAATCの専用施設に移動。エアバスのA320、A330、A340、A350、A380といった各種フルフライト・シュミレーターを取り揃え、タイプ・レーティング訓練や再飛行訓練を提供します。

エアバス,シンガポール航空

エアバスと共同でシンガポールに飛行訓練センターを設立するシンガポール航空(SIA) Photographer:Toshio Tajiri/Flight Liner