就航5カ月で運休 スターフライヤー福岡-関西線 経営合理化で中部線に参入

スターフライヤー,関西,福岡

就航開始から5カ月弱で福岡-関西線の運休を決めたスターフライヤー Photographer:Toshio Tajiri/Flight Liner

スターフライヤー(SFJ)は10月に就航を開始した福岡-関西線について、2014年2月20日より運休すると発表しました。

現在、スターフライヤーの福岡-関西線は1日4往復で運航しており、来年2月20日から運休。2月19日までは運航を継続します。

運休対象便は福岡発関西行きのSFJ12、14、16、18便と関西発福岡行きのSFJ11、13、15、17便。運休対象便の航空券購入者には同社コールセンターもしくは、購入元の旅行会社から順次連絡して対応するとしています。

福岡-関西線の運休を決めた一方、スターフライヤーは12月18日に開催した取締役会で福岡-中部線の新規開設を決議。スターフライヤーにとってセントレアへの参入は今回が初めてで、2014年3月30日より1日3往復体制として福岡-中部線の開設を目指します。

スターフライヤーが10月1日より開設した福岡-関西線はLCC(格安航空会社)のピーチアビエーション(APJ)とジェットスター・ジャパン(JJP)が運航する価格競争の激しい路線。手数料や座席指定、荷物預け等はすべて無料と、LCCとの違いをアピールしていたものの、同月の利用率が6割にも届かず、わずか5カ月弱で撤退することとなりました。

なお、スターフライヤーは来年3月30日に北九州-釜山線も運休。これまでの事業規模拡大を最優先とした路線計画を見直し、今後は効率性と収益性を重視した路線計画に転換することで、早期の経営改善を図ります。

 
■関連記事
スターフライヤー、福岡-関西線に新規就航
スターフライヤー、北九州-釜山線撤退 経営改善に向けて機材も減らす