1日6,700便運航のメガキャリア、新生アメリカン航空が正式発足

アメリカン航空(AAL)の親会社であるAMRコーポレーションとUSエアウェイズ・グループは12月9日に両社の合併が完了し、アメリカン・エアラインズ・グループ(American Airlines Group Inc.)が正式に発足したと発表しました。

アメリカン航空

新生「アメリカン航空グループ」12月9日に正式発足 Photographer:Toshio Tajiri/Flight Liner

アメリカン航空とUSエアウェイズ(AWE)の合併後、新生アメリカン航空は50以上の国、330カ所を超える就航地に1日あたり6,700本近い便を運航。世界中の従業員数は10万人を超えます。

米国全土に9カ所のハブを持つことで、これまで以上に豊富な選択肢と接続便の実現するほか、アメリカン航空が加盟するワンワールド・アライアンスの世界規模のネットワークで、より一層のメリットを提供します。

マイレージサービスの面では、両社統合の路線空網を通じてマイルを獲得および利用の機会が拡大し、アメリカン航空とUSエアウェイズのいずれに搭乗した場合もマイルの獲得と交換が可能。アメリカン航空のアドミラルズクラブとUSエアウェイズクラブの相互利用、それぞれのステータスの相互確認などのサービスが開始されます。これらの詳細は年明けの早いうちに新生アメリカン航空から発表される見通しです。

アライアンスの面では、2014年3月30日をもってUSエアウェイズがスターアライアンスを脱退し、翌日の3月31日にはアメリカン航空が加盟するワンワールドに移行する予定です。

今回の経営統合で両社はひとつの会社となりますが、新生アメリカン航空としての運航許可の取得までには約1年半から2年かかる見込みで、それまでの期間は従来通りの業務を遂行。すでに航空券を予約・購入している場合は合併以前と変わらず両社の航空会社が利用できます。