世界最大エアライン「アメリカン航空グループ」、12月9日に誕生 USエアと合併で

アメリカン航空(AAR)の親会社AMRは11月27日、USエアウェイズ(AWE)との合併手続きが12月9日に完了すると発表しました。新「アメリカン航空」が同日に誕生することで、旅客輸送実績1位のユナイテッド航空を抜いて世界最大のエアラインとなります。

アメリカン航空

USエアウェイズとの合併で「アメリカン航空グループ」となる現アメリカン航空 Photographer:Toshio Tajiri/Flight Liner

新社名は「アメリカン航空グループ」。株式はナスダック市場に上場し、現在ニューヨーク証券取引所に上場するUSエアウェイズは、アメリカン航空との合併により、12月6日のすべての取引を最後に上場廃止する見込みです。

アメリカン航空グループは、現アメリカン航空が加盟するワンワールド・アライアンスのネットワークをより強固なものにし、スターアライアンスに属するUSエアウェイズは、今回の合併でスターアライアンスを脱退。これにより、USエアウェイズと全日空(ANA)とのコードシェアやマイレージ提携も終了します。

ワンワールド・アライアンスに加盟する日本航空(JAL)は、現アメリカン航空とのジョイントベンチャーで日米間の運賃や路線の利便性向上に取り組んでおり、今後はさらに提携強化を図るものとみられます。