国内初、国交省がATR機の型式証明書交付 リージョナルLCC「リンク」向けの機材

フランスの航空機メーカーであるATR社(Avion de Transport Regional)は国土交通省に対し、ATR式72-212A型機における安全性や適合性等を満たすための型式証明を申請。10月28日付けで同省はATR社に型式証明書を交付しました。

ATR72-600

ATR社製の航空機ラインナップ reference:ATR Aircraftホームページ

ATR72-212A型機は、距離にしておよそ1,530kmの航続が可能な74人乗りの双発プロペラ機。同機の型式証明交付は国内初となり、ATRシリーズは2014年3月に就航開始を計画している株式会社リンクが日本で初めて導入する機材です。就航当初はATR72-600型機2機を導入する予定。
リンクは7月12日に国土交通省大阪局に航空運送事業許可を申請し、日本初の「リージョナルLCC」として2014年春より地方路線の定期便運航を計画しています。
リンクの開設路線と便数は福岡-宮崎線が1日5往復程度、福岡-松山線が1日3往復程度、北九州-松山線が1日2往復程度。
就航当初はこれらの路線を2機体制で運航し、就航1ヵ月後には3号機の導入を前提に北九州-宮崎線をデイリー運航で新設する見込みです。