エアバス、A350 XWBで乗客初搭乗 5時間のフライトシミュレーションを実施

エアバスはドイツ現地時間7月26日、新世代旅客機「A350 XWB(エキストラ・ワイドボディー)」の開発計画「Cabin 0」において、乗客を乗せた初の営業飛行シミュレーションを実施したと発表しました。

エアバス,A350-XWB

初のフライトシミュレーションを実施したエアバス「A350 XWB」 資料提供:Airbus

A350 XWBの営業飛行シミュレーションではパイロット2名、乗員8名、乗客129名が搭乗。

エアバス,A350 XWB,初飛行

2013年6月14日に実施された「A350 XWB」初飛行後の様子=トゥールーズ Photographer:S.RAMADIER/Airbus

機内への搭乗から行い、およそ5時間のフライトでは乗客に機内食やスナック類のサービス、乗組員はLED照明の調整、インターホン、フライトアテンダントパネル(FAP)など様々なシステムを使い、降機に至るまでをシミュレーションしたとしています。

A350 XWBは-800、-900、-1000の3機種で構成され、中距離から長距離路線を飛行することが可能な中型ワイドボディー機。

2014年の後半に初号機のデリバリーを計画しており、7月現在、34の航空会社が678機のA350 XWBを発注しています。