東京モノレール社員、JALマイルを不正取得 キャンペーンの悪用

東京モノレールは7月23日、同社一部の駅員が不正にJALのマイルを取得していた事実が判明したと発表した。

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駅員によるJALマイルの不正取得が明らかになった東京モノレール 資料提供:pixta

今回の東京モノレール駅員によるJALマイル不正取得は、2012年年11月1日から4か月間にわたってJALと東京モノレールが共同で実施していた「モノレールに乗ってマイルをためようキャンペーン」を悪用したもの。

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東京モノレール駅員によりマイルを不正取得されたJAL Photographer:Toshio Tajiri/Flight Liner

同キャンペーンでは、東京モノレールの浜松町駅や羽田空港各駅で乗車すると、1乗車につきJALのマイルが25マイル付与されていた。

対象の割引切符で東京モノレールに乗車し、改札口で切符とJALマイレージバンク会員カードを提示後、駅に設置された端末機にカードを通すことでマイルが貯まる仕組みだったが、このキャンペーンを駅員は悪用。

駅員は切符を購入せず、端末機にJALマイレージバンク会員カードを通してマイルをタダで不正取得していた。東京モノレールによると、駅員が不正取得したJALマイルは、合計5,175マイルだったという。

東京モノレールでは、JALマイルの不正取得について重く受け止めるとともに深く陳謝。東京モノレール社員に対する指導・教育を再徹底し、再発防止に取り組んでいくとしている。

なお、現在もモノレール乗車でJALマイルが貯まるキャンペーンを、東京モノレールとJALが共同で実施している。 >> 詳細はコチラ