サンクトペテルブルク総領事館、IC旅券発給を来年1月より停止へ 邦人のロシア脱出が困難に…

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在サンクトペテルブルク日本国総領事館は、2014年1月1日より、IC旅券(パスポート)の発給業務を停止すると発表した。

盗難などに遭った場合、IC旅券を作成するには、日本からの郵送が必要になり、最低でも10日〜2週間ほどがかかるようになる。

また、ロシアから日本に乗継なく帰国する場合には、「帰国のための渡航書」が、 一定期間のみ有効の「緊急旅券」の発給を行いますが、他国と違い、ロシア当局より出国査証を得ない限り、出国ができない。出国査証は、最低でも平日で2〜3日、遅いと10日ほどかかるとのこととなる。

以上をまとめると、パスポートを紛失し、サンクトペテルブルク日本国総領事館で何らかの措置をしようとした場合、1週間〜10日近くは最短でも日本に帰れないということになる。

さらに、「帰国のための渡航書」と「緊急旅券」を使用して出国審査を受ける場合、国境警備隊が確認を行うことがあるため、場合によっては数時間にわたって出国を差し止められることも十分考えられるとのこととなる。

同総領事館では、「日本国旅券を盗難・紛失した場合、出国がかなり難しくなる。絶対に日本国旅券を盗難・紛失されないよう十分注意してください」とのこととなる。

ちなみに、モスクワにある日本国大使館では、IC旅券の発給業務を引き続き行うようとなる。

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