海外旅行での現金盗難は、振り込め詐欺被害額に匹敵 年間152億円も 

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トラベルジャーナルは、2013年のゴールデンウィークを前に、2012年に海外旅行を経験した19,073名を対象に、「海外旅行でのトラブルに関する調査」を実施し、結果を公表した。

外務省の調査によると、在外公館が実際に援護した強盗・窃盗・詐欺の犯罪被害は毎年5,000件以上あり、多くの日本人がさまざまトラブルに巻き込まれているとのこと。

2012年の海外旅行者、約1849万人のうち推計159万人が何らかのトラブルに遭遇しており、盗難や紛失の被害が約75%だった。

その中でも、現金の盗難や紛失が最多で、被害総額は推計152億円と見られている。1年間での一人当たり平均被害額は約3万5,000円で、1回の旅行での最高被害額は80万円。

日本人は1年で1人当たり平均20万円を海外旅行先に携行しているとされており、クレジットカード等の利用で防げる被害も。年間で計800万円の現金を持っていったという人もおり、日本人の現金主義が外国人犯罪者の格好のターゲットなっているようだ。

また、意外にも被害は昼間に集中しており、1人よりも複数人でいるほうが被害にある確率が高い。

過去5年間では、現金の盗難・紛失被害遭遇率は約77%となっており、被害後に、実際に現金の持ち歩きが減った人は約50%、カードの利用が増えた人が約30%だった。

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