スターアライアンスにエーゲ航空が加盟へ

スターアライアンスの加盟各社は5月26日、ギリシャに本社を置くエーゲ航空の加盟を承認したと発表した。現在までに加盟している航空会社は、全日本空輸(ANA)を含めて21社。加えて、コンチネンタル航空など4社が加盟の承認を受けている。

エーゲ航空は31機を保有し、ギリシャ国内外47都市に1日200便を運航する、ギリシャ最大の航空会社。

スターアライアンスのヤーン・アルブレヒト最高経営責任者(CEO)は、「スターアライアンスはエーゲ航空の加盟を心から歓迎いたします。エーゲ航空が本拠地とするギリシャは地中海東部に位置するため、その戦略的重要性は高く、欧州連合の南東の入り口としての役割を果たします。新たに加わるエーゲ航空のネットワークにより、スターアライアンスのお客様にとって、今後ギリシャ国内各都市へのアクセスが容易になる一方、ヨーロッパ圏内のネットワークにおいても選択肢が広がることになります」とコメントした。

エーゲ航空のテオドール・バシラキス会長は「スターアライアンスへの加盟は、わが社にとって栄誉であると同時にこの上ない好機ととらえている。わが社のお客様は間もなく世界最大規模、認知度No.1のスターアライアンスが提供するネットワークをはじめ、さまざまな特典、顧客サービスを利用できるようになる。エーゲ航空としても、さらなるネットワーク拡充とサービス向上を図ることで、スターアライアンスへの貢献度を高めていく所存です」と述べた。

加盟に向けた準備作業に、約1年かかることを見込んでいる。