関西国際空港連絡橋、来年GWまでに完全復旧へ

国土交通省は、台風21号の影響でタンカーが衝突した関西国際空港連絡橋を、来年のゴールデンウィークまでに完全復旧することを目標に作業を進めると発表した。

西日本高速道路(NEXCO西日本)は、橋桁の損傷の程度が著しいことから再利用可能な一部分を除き、新しい橋桁を製作して架け直す方針を固めた。海上での作業を予定している来年春頃の天候が安定し、作業に支障が生じなければ、来年のゴールデンウィークまでに完全復旧する見通しとなった。

関西国際空港連絡橋には9月4日午後1時半ごろ、台風21号による強風の影響で流されたタンカー「宝運丸」が衝突し、橋梁が大きく損傷した。きょう18日には鉄道の運行が2週間ぶりに再開されたものの、道路は7日からリムジンバスや貨物、工事車両などの一部車両の利用に限り、上り線を利用した対面通行として運用している。