マリオット、3つのロイヤリティプログラムを8月に統合 無料宿泊チャートは3段階、除外日は廃止

マリオット・インターナショナルは、「マリオット リワード」、「ザ・リッツ・カールトン リワード」、「スターウッド プリファード ゲスト(SPG)」の3つのロイヤリティプログラムを8月に統合する。

8月から3つのアカウントを1つに統合することができるようになる。2019年に新たな名称を発表するまでは、それぞれの名称を使用する。また、ウェブサイトやアプリなどで全てのホテルの予約ができるようになる。SPGのポイントは、統合後には3倍のポイントとなる。

年間10泊で「シルバー エリート」、25泊で「ゴールド エリート」、50泊で「プラチナ エリート」、75泊で「プラチナ プレミアム エリート」ステータスを取得できる。さらに100泊もしくは2万米ドル以上の利用で「プラチナ プレミアム エリート」会員となり、パーソナライズされたプログラムも提供する。「ライフタイム会員」のステータスも継続する。「プラチナ エリート」と「プラチナ プレミアム エリート」会員には、すべてのリゾートホテルのほか、コートヤード、ACホテル・バイ・マリオット、プロテア、モクシーなど23ブランドのホテルで無料の朝食を提供する。

宿泊では、食事や飲み物の利用を含めた利用金額1米ドルあたり10ポイント、レジデンス・イン、タウンプレイス・スイート、エレメントの各ホテルでは1米ドルあたり5ポイントを獲得することができる。

ポイント交換では、ブラックアウトデート(宿泊除外日)を廃止し、ピーク時、スタンダード時、オフピーク時の無料宿泊チャートを導入する。まずは8月にスタンダード時のチャートを発表、開始し、2019年にピーク時とオフピーク時のチャートを導入する。体験型プラットフォームの「Moments(モーメンツ)」も拡大し、ポイントを利用した会員限定イベントなど11万の体験を提供する。

スターウッド プリファード ゲスト アメリカン・エキスプレス・カード会員には、Anniversary無料宿泊特典、プレミアムWi-Fiの提供などの特典を8月以降提供する。