京王電鉄初の座席指定車「京王ライナー」、2月22日運行開始 指定料金一律400円

京王電鉄は2017年にデビューした5000系車両を使用した有料座席指定列車について、愛称を「京王ライナー」と決定し、2月22日から運行を開始すると発表した。

「京王ライナー」は夜間時間帯の下り方面で運行する。行き先は新宿発橋本行き、京王八王子の2種類で、新宿駅出発後の最初の停車駅は橋本行が京王永山駅、京王八王子行が府中駅。それ以降の停車駅は現行の特急停車駅と同様となる。新宿からの所要時間は、京王多摩センターまで最速24分、京王八王子まで同35分。平日は午後8時から午前0時台、土休日は午後5時から午後9時台に各行き先に1時間1本ずつの1日合計10本を運行し、夜間時間帯の長距離利用の着席ニーズに応える。

座席は全席指定制のクロスシートで、座席指定券の料金は一律400円とし、最初の停車駅以降に乗車する場合は座席指定料金不要で乗車できる。座席指定券は専用ウェブサイト「京王チケットレスサービス」または新宿駅に設置の専用券売機で乗車日当日に購入可能。事前に座席指定券を購入せず乗車した場合、車内での精算額は700円となる。

5000系車両の「京王ライナー」運用時は座席がクロスシートになり、全席で電源コンセントを利用できるほか、車内の照明が落ちついた暖色となる。また、新宿駅停車中は音楽監督・指揮者の和田一樹氏が作曲したオリジナルBGMが車内に流れる。