じげん、アップルワールドHDの全株式取得 旅行領域に本格参入

じげんは、アップルワールド・ホールディングスの全発行済株式を取得し、連結子会社化することを発表した。

取得資金は第5回新株予約権の行使による調達額で充当し、新規借り入れやエクイティファイナンスの計画はないという。株式譲渡の実行日は2月9日を予定している。これによりじげんは、人材、不動産、自動車に次ぐ主力事業として旅行領域に参入する。

アップルワールド・ホールディングスは、世界約150カ国約11万件のホテル情報を、日本国内を主とする旅行代理店約3,000社や提携企業、個人ユーザーに提供するランドオペレーションアグリゲーターとして、法人向けに「アップルワールド」、個人向けに「ホテリスタ」を主に運営しているアップルワールドの親会社として2014年にアント・キャピタル・パートナーズが運営するアント・カタライザー4号投資事業有限責任組合等の出資により設立。資本金は4億6,200万円。2017年3月期の連結取扱高は55億9,700万円、連結営業収益は7億1,900万円、連結EBITDAは9,400万円だった。

日本のオンライン旅行販売額は年率10%程度の成長率で増加している一方、オンライン販売が全体に占める比率は約30%と欧米に比べて低位であることから、今後も旅行市場でのウェブメディアのプレゼンスは向上する可能性が高いと予想できるとしている。

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